本日は敵の勢力圏に潜入し情報収集することを専門とする忍者に適した職業について解説します。
忍者に適した職業
忍者に適した職業は以下の通りです。
ジャーナリスト・新聞記者
あらゆるメディアに報道用の記事や素材を提供する職業である。情報を収集し、整理し、それを行うことを生業としているので、治安が悪い地域で活動していても大義名分が立ち自然です。
取材としてインタビューを行ったとしてもビジネスとして通用する可能性があります。そもそも情報収集ととしては本来の密偵の業務と親和性があることから、情報収集を恣意的に行っているとして疑いをかけられる可能性も高いことには注意が必要です。
カメラマン、写真家
世界の風景、僻地、自然を撮影し、撮影した素材の提供を生業とします。辺鄙な土地、人ごみ、発展途上国で活動していても違和感のない職業です。但し、ジャーナリストと同じく、情報収集を恣意的に行っていると疑いをかけられやすいことには同じく注意が必要です。
商社の駐在員及びバイヤー
商社のバイヤーは鉱物や農産物の買い付けのために、様々なところに出張します。貴金属のバイヤーに扮すれば、ダイヤモンド鉱山などがある地域に潜入することも可能ですし、鉱脈の視察として産油国へも入国し活動できます。バニラビーンズ、香辛料、コーヒー、綿花、麻酔の原料作物等、さまざまな資源について取り扱うことにできます。
JICAの調整員
情報収集には国際協力機構の調整員という身分を使うことも有効です。発展途上国で活動するには有利な身分であり、尚且つ、活動を通じ、現地人を抱き込んで民心を獲得し、有利な情報を収集することに適しています。またジャーナリストのように情報収集を行っていることを想定しにくい職業であるともいえます。
外国語教師
日本語を含めた外国語教師になれば、正規滞在ビザを入手し、長期間滞在が許されます。世界言語としては、英語、フランス語の需要が多いですが、日本語が母語の人の場合、日本語教師になるという方法もあります。現地人を懐かて抱き込めば、自分自身では入手困難な情報を入手できる場合があります。
採掘技術者、インフラ関係のエンジニア
鉱物資源採掘の技術者、道路や橋梁、鉄道や治水のエンジニアは発展途上国で重宝されます。技術支援や現地企業に協力し、経済発展に貢献すると認められれば信用をえる大義名分が立ちます。信用を得ることは、懐に入り込む一つの重要なキーポイントです。
研究者
歴史学者、動植物学者、文化人類学者等は、文化研究に関するビザを取得でき、現地の大学に招聘されたりすれば、長期にわたり、身分を保証され滞在でき、研究と称し、様々なところに出没できるようになります。またそこで人脈と人心獲得ができれば情報収集を有利に進めることができるでしょう。
留学生
合法的に数年間正規ビザで滞在できます。また奨学金が下りれば活動資金も自家調達できます。権威ある大学でビジネスを履修したり、修士課程や博士課程で研究を行えば、社会ステータスを得やすく、容易に信用を獲得できます。人間は金、利権、とともに権威に弱い生物ですから、これを利用しない手はありません。
登山家
山岳地帯を単独または、少人数で移動していても、大義名分が立ちます。険峻な山岳地帯で間道を通り抜ける際にも説明をすることが用意です。
乞食
現地の乞食や物乞いに変装することができれば、人の目を欺くことができます。人間は立場の弱い人間には警戒の目を緩めます。この心理を能動的に利用すれば乞食に扮するということは有効な方法のひとつなります。とくに貧民や下層階級が集団で居住している場所、巡礼者のようなよそ者が多いところでは人を群衆に紛れさせることは比較的容易です。
宗教家
観光ビザやビジネスビザが下りないところで、巡礼ビザは発給される国はあります。サウジアラビアがそうです。キリスト教、仏教、イスラム教等聖地巡礼等の名目で巡礼の旅を行っている人がいます。
人間は何か共通の価値観を持つ人間に対しては警戒心を解き、親近感を得るという性質があります。これを能動的に活用し、移動や情報収集の手段として利用することは有効です。例えばイスラム教は、もともとアラビアの砂漠地帯発祥の宗教ですが、現在はアフリカ、アジアやインドネシアにも多くの信徒を抱える世界宗教です。
日本人と形質のよくにた民族(カザフ族等)もイスラム教に帰依する民族が多いです。もちろん宗教家に扮するにはその宗教に入信することにするか、それと同程度に流儀に精通する必要があります。
まとめ
忍者、忍術とは情報収集を行うことを任務の中心とし、時には流言卑語を広げたり、小規模な戦闘のサポートをしたりと様々なことを行います。敵の懐深く潜入し、人を懐かせて情報を得てそれを報告、または持ち帰ることが大事な仕事です。
またそれを行うには、広い見識と教養、文化への理解、処世などが必要でありそれらを実用れべるに把握していなければならず、習得すべき技術体系は膨大です。
黒ずくめの服を着たり、「ニンニン」と言ったり、畳の上で寝転がったり、そういう本物から一番遠いところにわざわざ行ってしまわずに、もっとましなことを考えて忍術とは、ということについて考え研究しましょう。